五常の滝~物見山~日和田山 with My Son

TERRA30

2010年09月11日 22:22

2010-9/11
五常の滝~物見山~日和田山 with My Son
8:07 武蔵横手駅
今回初めて息子とのトレッキング。
彼はズブのシロートでなので、今回は初心者用の緩いコースを選んでみた。
まずは山のマナーとルールを教える。
マナー①取っていいのは写真だけ、残していいのは足跡だけ。
マナー②「来た時よりも美しく」ゴミは必ず持ち帰る、捨てていいのは悲しい思い出だけ。
マナー③他のハイカーさんとすれ違う時は、こちらから「こんにちは!」と元気良く声を掛けよう。
マナー④登る人が優先だから、下る者は登って来る方が安全に通り過ぎるまでゆっくり待とう。
彼は両親(私と元ヨメ)に似ず、大人しく遠慮深い。
前日に「お父さんがお昼のおにぎり買ってくるが、どんなのが好きだ?」とメールを送ったら、
「おかかのおにぎりが大好きだから、1個あればいいよ」と。
当日ファミマではおかかが見つからなかったので、第2希望の焼き鮭を買って行ったが、いくらなんでも食べ盛りがおにぎり1個ってワケにはいかんだろうと、ヨメさん(今の)が気を利かせてチップスターとカップヌードルを用意してくれた。

8:26 林道を進む
息子は「いつもは街ばっかりだから、すごくいい景色だね♪」と言って、はしゃぎながら写メを撮りまくっている。
アスファルトの緩い坂が続くので、息子は「このぐらいなら余裕で行けるよ」と笑顔を見せるが、その余裕がいつまで続くのかちょっと不安である。
いつもは河川や湖水で釣りに興じている息子が、先日長瀞で2泊3日のキャンプを経験したらしいのだが、よく聞くとアウトドアらしい事は川で遊んだり飯盒炊爨だけのようである。

8:45 五常の滝
晴天続きの為、残念ながら水量は少なく迫力に欠けるが、息子は十分満足したらしい。
高3の息子と久々の2ショット。
ここで10分の休憩を取るが、まだ早いからか誰も立ち寄らないので静かでいい。
マナー⑤バランスが悪い橋、丈夫な橋ではない場合、前の人が渡り切るまで待とう。

9:16 北向地蔵
追い越したおばちゃんに、「若いんだからこのまま真っ直ぐ行って、鎌北湖から宿谷の滝を見て行きなさい」と半命令調で言われたが、シロートを連れてあのコースはちょっとキツい。
ルート指南は嬉しいが、今回は小さな親切、大きなお世話と心の中でツイッター。
ここから物見山へ向かうルートも初心者向きで、緩い登山道が延々と続く。

9:47 物見山
さっそく息子が、「おなかすいた~」と訴えて来た。
鮭のおにぎりを渡したらおいしそうに頬張って、その姿を見たら息子の小さい頃を思い出してしまった。
「やっぱ1個じゃ足りなかった…」と息子が言うので、ヨメさんが持たせてくれたポテチをあげた。
ところが小さなチョウが飛んできただけで、「おおおお!?」とビビる息子は、驚いてポテチをバラ撒くハメに…なんてぇ小心者だろう(父親に似たか?)。

10:26 高指山ってどこだ?
NTT中継アンテナの手前を左側に行かねばならない所を、ちょっと過ぎて右側を下ったらクモの巣だらけの山道だった。
そこを道なりに歩いて来たらまた元の所へ戻ってしまったので、
「いい経験をさせてもらった」と笑って(諦めて)日和田山へ向かう。
マナー⑥迷ったら戻る…マナーではないが。

10:51 日和田山
石がゴロゴロしている岩場を見た息子は、ちょっと戸惑って登る事をしばし躊躇していた。
だが頂上に着くと「おおっ、すげー!」と声をあげ、満面の笑顔で写メを撮っていた。
「ここでラーメン食べるか?それとも街に降りてから焼肉でも食べるか?」と尋ねると、
「大丈夫、おなか空いてない」と、明らかに遠慮しているのが分かった。

10:51 金刀比羅神社
ここから更に岩がゴツゴツと突出したルートを下るのだが、余りの険しさに息子の強張る表情がちょっとかわいそうに見えた。
マナー⑦落石に注意!石を落とすのは絶対にダメだけど、万が一落としてしまったら「らく!」とすぐに大声で叫べ。
しかし下山して公園で休むと表情は一変して、「お父さん、おなか空いた。ラーメンが食べたい♪」と。
私がデイパックから2ℓの水、ストーブ、ガスボンベ、ケトル、2個のカップ麺を出して用意すると、「いつもそんなに持ってるの???」と目を丸くして驚いた。
いつも用件だけのメールのやり取り、ここ最近会話する事は殆どなかったので、今回は直にゆっくり話が出来て私も嬉しかった。

12:27 高麗駅
ずいぶん早い時間に帰路に着ける事が出来たが、息子はもう十分に疲労している様子。
私にはまだ不十分であるが、久々に会う息子とトレッキング出来た事に十分満足できた。
「また行こうか?」との問いに、「うん、また連れてって欲しい」と笑顔で答えてもらった私は幸せである。
駅のホームにバカがいて、男のカッコは一応ハイカー、女はほとんど手ぶらで肩からタトゥーをのぞかせている。
数分前にホームでタバコを吸ったらしく、吸殻をさっきまで飲んでいたカップ(氷は溶けておらず、吸殻もまだ水を吸っていない)に入れて、座っている反対側のベンチに捨てていた。
「誰だ?こんなトコにゴミを捨てたヤツは?バカ野郎め!」とわざと大声で言ってみたが、自覚はおろか全く反省の色は無いようだ
ハイカーとしてスモーカーとしてのマナー、いやそれ以前に人としてのモラルを持ち合わせていない。
こーゆーバカがいるお陰で、愛煙家が肩身の狭い思いをせにゃならんのを知らんのか?自分さえ良けりゃいいんだろうな。
彼女も注意しないのかねぇ?あ、そーゆー事が気にならない時点でこの男を「彼氏」と認めてないのか、性根の腐り切ったバカップルかどっちかだな。

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